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インドのデジタル化は医療の分野で急速に広がっています。遠隔医療、AI画像診断、オンライン薬局、とインドの医療DXは民間人が使うものから医療現場で使う技術まで驀進しています。
そんなデジタル医療の領域を、実は日本企業が支えているのです!
ここで、デジタル×医療の分野で活躍する日本企業の活動を紹介します。
株式会社NTTデータとパートナー会社であるインド企業DeepTekは、AIを搭載した画像診断支援ソリューションをCOVID-19診断の支援に活用する活動を開始しました。
オムロン ヘルスケア株式会社はシンガポールの企業と現地の病院と共同で、心疾患患者向けの遠隔診療
サービスの共同試験を開始しました。
富士フイルムは自社製の医療機器や人工知能(AI)を活用して医療システムを導入した健康診断サービスを、新たに2か所開設しサービスを拡大させています。
そもそも、なぜインドではデジタルを活用した医療サービスが増加しているのでしょうか。
その背景として、慢性的な医師不足や農村部・遠隔部での医療格差、加えて政府は医療課題を解決するために動いてはいるもののサポートが追い付いていないのが現状です。
また、コロナを機にニーズが高まったことも要因の1つでしょう。
インドの遠隔医療大手企業では、オンライン診療アプリの診療件数が、2か月の間に6倍にもなったと発表があり、いかにコロナが契機になったかがわかります。
さらに、政府も医療ID構想といった医療分野のデジタル化に力をいれる動きを見せています。
2016年から2022年までに、インドの医療市場は年率22%成長すると予測されていました。コロナや、政府の動きもあったことで、今後はさらにインドの医療デジタル化が盛り上がることでしょう!
まだまだチャンスが眠る、インドの医療分野。
日本の医療分野で生まれた知識や技術を生かして参入を検討してはいかがでしょうか。
弊社では参入前の市場調査や、新規事業開発など現地の新鮮な情報をもとにサービスを提供しております。
是非お気軽にお問合せ下さい!
2022年7月に発表されたインドにおける日系企業に関する主なニュースは、
【7月4日】印マルチ・スズキ、純ガソリン車を7─10年で廃止
【7月8日】ヤクルト、SRM大学と乳酸菌研究で連携
【7月20日】丸紅-インドに半導体企業誘致、工業団地開発で事業化調査
医療格差の解消・低価格な医療サービスの提供を中心に進められたインドの遠隔医療は、COVID-19の影響による医師不足への対応や非接触需要の高まりから、大きく進展。グローバル企業からスタートアップまで、様々な医療関連プレイヤーが躍進中。