■インフォブリッジからのお知らせ
インフォブリッジはグループ会社のインド調査会社
MarketXcel Data Matrix Pvt. Ltd.と連携し、
インド市場の消費者行動、ビジネス環境、業界構造など、
幅広い分野のレポートを提供しています。例えば、
半導体 インド市場の評価(FY2017-2031予測)
乗用車 インド市場の評価(FY2016-2030予測)
アンモニア インド市場の評価(FY2017-2031予測)
などがあり、アンモニア市場レポートはサンプルレポートの配布が可能となっております。
詳しくは、弊社ホームページ「市場調査レポート」をご覧ください。
■ Pick UP! News
「ムンバイとデリーの違いはメトロだよ」
これは、デリー在住の筆者の友人が言っていた言葉です。
実は、デリーの大きな特徴の一つに、デリーメトロの存在があります。12の路線と288の駅を有し、線路の合計の長さはなんと399km。
デリーの移動を支えているとあって利用者は多く、2023年の9月には、なんと一日の乗降者数が最高の約710万人を記録(東京メトロの一日ののべ乗降者数の平均が約742万人)しました。
デリーメトロは、デリーの人々の生活に欠かせないインフラなのです。
こう聞いて気になるのはそう、駅のお買い物事情。沢山の人が使うデリーメトロの駅構内には、どんな店が入っているのでしょうか?
今回はそんな疑問にこたえるべく、複数路線が乗り入れる比較的大きな駅の、構内の様子をお伝えします!
1.食事
まず見つけることが出来るのが、軽食が売られている小さな店です。
地元の人にはfoodjointsやfood outletと呼ばれており、サイズは日本の駅の改札横のコンビニくらい。
乗り換えの通路にいくつも連なっているのを見ることが出来ます。
最もスタンダードなラインナップは、温かいモモ(ネパール式餃子)やスイートコーン、Phattiという三角形のおかずパイ、チョコ菓子、冷たい飲料(水やコーラ、ジュース)などなど。
値段は、モモが5個で50〜100円程度、1Lの水が50円前後と、日本よりはかなり安めです。
単線乗り入れの小さな駅ではこうしたお店が1つか2つあるだけの場合も多いですが、複数路線乗り入れの大きな駅ともなるとハンバーガーやサンドイッチ、可愛いお菓子を売っているお店も加わり、バラエティは豊か。
また、駅が大きくなると、構内にfoodjointsでは数種類しか無い総菜パンが何種類も並べられた総菜パン専門店や、インドのお菓子を販売しているスイーツ専門店等が入ったエリア、Burger King、Wow!Momo(インド発チェーン)等の入ったフードコートのエリアも見つけることが出来ます。
フードコート内の店の価格帯は、日本と同じかやや安めです。
2.洋服
複数路線が乗り入れる大きな駅には、服屋さんがあることも。
訪れた駅では、H&MやGAP等様々なブランドのロゴやタグの付いた新品の服に加え、ブランドのわからない古着が、メンズ・レディースを問わず一緒に売られていました。
試着室はないものの、多くの乗降客が足を止めている様子が見られました。ただ、服屋が集積しているローカルマーケットよりは割高な印象でした。
3.健康診断
そして驚きなのが、健康診断マシン。
構内にむき出しで置いてある紫色のマシンに、靴を脱いで乗り、その後いくつかの器具を使って測定すると身長、体重、体脂肪率を含む21を超える項目と12の生活習慣病のリスク指標を含む情報がびっしり
載った紙がプリントされます。
全部で5分もかからず、なんと一回100ルピー(約180円)!お手軽すぎる健康診断に驚きです。
さてここまで、デリーメトロの駅のお店・サービスの事情をレポートしてきました。
「インドの電車は怖い」
「人がぎゅうぎゅう詰めになっている」
「駅は人でいっぱいで、買い物をする場所など無い」
という印象が、デリーメトロについては覆された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こうした駅構内のお店・サービスがどのように発展していくか、今後も注目です!!
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